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家具の地震対策を家具のプロが詳しく解説-地震に強く、見た目もキレイに仕上げる方法

【必見】家具の固定方法・家具専門店が教える地震対策

こんにちは 家具Roomヨシダの吉田です。

最近各地で地震が増えております。
家具を扱っている一人として、少しでも皆さんのお役に立てたらいいなと思いこんなことを書いてみました。それがこちら、、、

地震でも倒れない家具の固定方法

大きな地震に見舞われた時、家具が倒れて避難路をふさがれてしまったとか、家具の下敷きになってしまったとか「家具」が「家具」がとよく耳にします。

地震でも倒れない家具の固定方法

家具は皆様の生活を支える生活必需品でもありますが、地震においては家具が悪ものにされているようなニュアンスで聞こえる時もあり、家具を取り扱っている我々にとっては心が痛くなる思いで聞いております。

そこで建具職人さんや大工さんも行っている地震が来ても家具が動かない倒れてこない固定方法をご紹介しようと思います。参考にしていただければと思います。

金具ではなくネジで取り付けます

家具を固定する方法としては、金具やベルト、テープなどが一般的です。

今回ご紹介する方法は一般的な家具止め用の金具は使いません。
確かに金具は簡単なのですが、金具の部分が表に見えてしまいキレイではありません。特にデザイン性の高い家具などに金具を使ってしまったらせっかくの家具がもったいないですよね。

金具ではなくネジで取り付けます

ですので今回は金具ではなく木ネジを使用した家具の固定方法をご紹介します。少し下準備が大変ですが、外観からは固定してあることが分からず見た目も美しく使っていただけます。

【準備】家具に桟木(さんぎ)を取り付け

簡単な方法ではホームセンターなどで販売している突っ張り金具を使って天井と家具を押しつけあう方法がよくありますが、やはり固定する力が上下に働くだけで 横に揺れる地震には弱い気がしませんか?

横揺れがする地震の場合は家具の背面と壁面での固定方法が有効と考えられます。

それでは実際に横揺れにも強い固定方法をご紹介していきます。

まず家具の裏面に、固定するために必要な桟木(さんぎ)を取り付けます。この桟木は、壁と家具の隙間をなくし家具を壁にピタッと固定するための板です。

家具の裏面をご確認ください。
多くの家具では外枠から背板が1cmほど中に入っています。

家具の裏面をご確認ください。
多くの家具では外枠から背板が1cmほど中に入っています。

何もしない状態で木ネジを打ち込むと裏板が割れて固定できません。ですのでネジを打ち込むための桟木を取り付けていきましょう。

まず、家具の側面板と裏板の凹の寸法を測ります。

測ってみると凹みは12mmありました。

測ってみると凹みは12mmありました。

そして次に家具の凹み部分の内寸の幅を測ります。

そして次に家具の凹み部分の内寸の幅を測ります。
内寸幅は835mmありました。(この凹みや内寸の幅は製品によって違いますのでご注意ください)

内寸幅は835mmありました。(この凹みや内寸の幅は製品によって違いますのでご注意ください)

というわけで今回は、幅835mm・高さ100mm・凹み12mmの板を用意しました。

というわけで今回は、幅835mm・高さ100mm・凹み12mmの板を用意しました。

ホームセンターなどで購入できます。
カットが面倒な場合は、1カット50円くらいでその場でカットしてもらえるのでお願いすると楽にできます。(幅はぴったりより内径より1mmほど小さくするとスムースに取り付けられます。上記の例ですと834mmでカットしてもらえば間違いありません。)

木工用ボンド(水性)で桟木と家具を貼り付けます。ピッタリ入りました。これで裏面が平らになりました。横から見ると側板と平らなのがわかります。

木工用ボンド(水性)で桟木と家具を貼り付けます。ピッタリ入りました。これで裏面が平らになりました。横から見ると側板と平らなのがわかります。

桟木を取り付ける位置はできるだけ上が良いです。上部を固定したほうが動かないので。

ちなみに今回使用したボンドはこれです。

ちなみに今回使用したボンドはこれです。

今回は2段重ねのタンスなので下部にも同じように桟木を取り付けました。

今回は2段重ねのタンスなので下部にも同じように桟木を取り付けました。

これで桟木の取り付けは完成です。

家具を壁に固定する

さあここから家具を壁に固定します。

微妙なところもありますがよーく見てくださいね!家の壁の中には壁を固定する柱が必ず入っております。当たり前ですね(笑。

家の設計図があればわかりやすいですが、なくても大丈夫。設計図がない場合の確認方法もご紹介しますので。

設計図がある場合の柱の確認方法

設計図がある場合には、設計図で壁の裏側にある柱の位置を確認します。

設計図がある場合には、設計図で壁の裏側にある柱の位置を確認します。

設計図がない場合の柱の確認方法

一般住宅の場合 部屋の角から45㎝程の間隔で壁板を固定する柱が縦方向に入っております。静かな環境で壁を金槌などで軽く叩いてみてください。(軽ーくですよ)

壁の内側が空洞のところと、柱が入っているところでは音が変わります。あくまでも軽く小刻みに5mm間隔くらいでたたいてみてください。

難しい場合には【壁の中の柱を捜す方法】で検索してみてください。私よりもずっとわかりやすく解説した動画が見つかるはずです(笑。

柱の位置をマーキング

柱の位置がわかったら、柱の位置をマーキングしておきます。

まずは紙テープを家具より15cmほど長めに張ります。テープの高さは家具の高さよりも少し上くらいが良いです。

こんな感じです。

まずは紙テープを家具より15cmほど長めに張ります。テープの高さは家具の高さよりも少し上くらいが良いです。

次に貼った紙テープに柱の位置と太さをマーキングします。
正確な柱の位置や太さががわからない場合には、壁に針などを刺し柱の位置を確認。だいたい柱の中央と思われる位置を記しておきます。

次に貼った紙テープに柱の位置と太さをマーキングします。
正確な柱の位置や太さががわからない場合には、壁に針などを刺し柱の位置を確認。だいたい柱の中央と思われる位置を記しておきます。

家具を設置場所に置き、紙テープ上で家具の両サイドの線を引きます。
家具の左右側面から何cmにマーキングがあるか測ります。

家具を設置場所に置き、紙テープ上で家具の両サイドの線を引きます。
家具の左右側面から何cmにマーキングがあるか測ります。

今回は、右側が20.3cmで

今回は、右側が20.3cmで

左側は20cmでした。

左側は20cmでした。

位置が分かればあっという間で終わります。

引き出しを取り外し、今度は家具にマーキングします。
家具の側板の厚みが2cmありますので、、、

引き出しを取り外し、今度は家具にマーキングします。
家具の側板の厚みが2cmありますので、、、

右側は内寸18.3cmのところにマーキングしてください。

右側は内寸18.3cmのところにマーキングしてください。

左側も同じ要領で行ってください。

左側も同じ要領で行ってください。

壁と引出し内のマークが縦方向で揃っていればOKです。

壁と引出し内のマークが縦方向で揃っていればOKです。

家具の幅にもよりますが1か所しか止められない場合も出てきます。若干家具の設置場所がずれても固定できる箇所が2か所あるとしっかり固定することができます。

家具を壁面につける

家具が揺れないよう壁にぴったりと付けて固定します。

ただし、多くの住宅では壁の下に下巾木(したはばき)というものが取り付けられており、ぴったりと壁につけることができません。

ただし、多くの住宅では壁の下に下巾木(したはばき)というものが取り付けられており、ぴったりと壁につけることができません。

下巾木(したはばき)とは、壁紙が剥がれないように押さえている板です。

巾木は約6㎜程度の厚さがありますので 平らな所では6mmほど壁から家具が離れてしまいます。

巾木は約6㎜程度の厚さがありますので 平らな所では6mmほど壁から家具が離れてしまいます。

そこで、家具の前面下に板などを差し込み家具を壁に密着させます。

そこで、家具の前面下に板などを差し込み家具を壁に密着させます。

2mm厚程度の板を重ねて使用すると壁と家具が隙間なく設置できます。

2mm厚程度の板を重ねて使用すると壁と家具が隙間なく設置できます。

前板下に隙間ができると地震時に家具が揺れる原因となりますので注意してください。

あとは、家具の内側より壁の柱に向かって木ネジを使い家具を固定するだけですが、この時に利用する木ネジも重要です。

壁に固定する木ネジの長さと種類

木ネジはしっかりとした長さのあるものを使用してださい。ネジの長さは家具の裏板+桟木の厚み+壁の厚み+柱への食い込みなど計算して決めます。(柱への食い込みは25~30mm程が理想です。)

今回は裏板2.5mm+桟木12mm+壁12.5mm+食い込み30mm=57mmなので60mmの木ネジを使用しました。

今回は裏板2.5mm+桟木12mm+壁12.5mm+食い込み30mm=57mmなので60mmの木ネジを使用しました。

電動ドライバーは、簡単に強くネジを回してくれますが、必要以上にねじ込むとネジが折れたりしてしまいますので注意してください。最後はしっかり固定できているかご自身の手でご確認してみてください。

上手な使い方は電動ドライバーを使用し、ネジの太さより細いドリル刃にて下穴をあけてからネジを打ち込んでください。下穴の長さはネジと同じで良いですが、下穴の太さは使用するネジの70~80%の太さにしましょう。

上手な使い方は電動ドライバーを使用し、ネジの太さより細いドリル刃にて下穴をあけてからネジを打ち込んでください。下穴の長さはネジと同じで良いですが、下穴の太さは使用するネジの70~80%の太さにしましょう。

ネジの種類は木ネジを使いましょう。
木ネジはタッピングネジと違い首部分がネジ山の無いタイプです。

ネジの種類は木ネジを使いましょう。
木ネジはタッピングネジと違い首部分がネジ山の無いタイプです。

間に挟み込んだ板にネジ山がかからないので家具と壁を密着して締め付ける力が強まります。

今回はこちらのネジを使用しました。

木ネジ 平ワッシャー・キャップホルダー・ネジキャップこの順番で使用します。

木ネジ 平ワッシャー・キャップホルダー・ネジキャップこの順番で使用します。

強い力でねじ込むと裏板や桟木にネジが埋まってしまうので大きめの平ワッシャーを使います。ネジが見えないようにキャップホルダーとキャップも使いました。

あとは実際に電動ドライバーでネジを締め付ければ完了です。

電動ドライバーで下穴を開いたら、木ネジで固定します。ある程度まで電動ドライバーで締め込んでだら、最後はご自身の手でしっかり止まっているかドライバーで確認してください。

最後にキャップをして完成です。
家具の両端をもって家具を揺らしてみてください。
動かなければ完璧です!!

まとめ

地震でも倒れない家具の固定方法について解説しました。

この方法は、見た目と耐震強度を両立できるとてもオススメの方法ですが、日曜大工などDIY経験のある方でしたらスムースに行える作業でも、全く経験のない方にとっては少し難しい固定方法でもあります。

どうしてもできない方、ちょっと無理な方がいらっしゃいましたらご相談にも乗りますので家具ROOMヨシダの吉田までご連絡ください。

地震大国日本ですから、いざという時のためにしっかりと対策しておきましょう!

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